北欧の人気フォトグラファー。パワフルなクノータン。
初めて彼の写真を見た時、独特で特別な力を感じた。彼の名前である、クノータンとは肌の下のすべての骨を意味する。
彼に会った時、彼は私に『ビクター、僕は今朝起きて、自分のアーティストネームをクノータンにしようと決めたわけじゃないんだ。クノータンというのは、僕が子供の頃痩せていたのを見て、それ以来ずっとみんな僕をそう呼んできたんだ。だから僕はこの名前と共に育ったんだ』と話してくれた。
1973年生まれの彼は、ファッションフォトグラファーとしては少し変わったバックグラウンドの持ち主だ。一度は溶接工として働いていたものの、すぐにその一連の退屈な仕事に嫌気がさし、写真学校へ進むことを決意する。以来、北欧のフォトグラファーとして多くの人気を獲得している。
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MeMeMe © Knotan
「ALL LOVES YOU!」
2004年に「トヨタコレオグラフィーアワード 2004」で次代を担う振付家賞を受賞するなど、世界的にもその即興センスのあるダンスパフォーマンスに注目があつまるコンテンポラリーダンスの振付家/ダンサー 東野祥子。「BABY-Q」というダンスカンパニーを立ち上げ活躍すると共に、「煙巻ヨーコ」名義でソロ活動も行っている。
山口情報芸術センター[YCAM]では、今回第4回目となる、ダンス公演シリーズ「YCAM Performance Lounge(パフォーマンス・ラウンジ)」に煙巻ヨーコを迎え、ミュージシャン、DJ、VJ、さらに空間演出をおこなうアーティストとコラボレーションし、ダンス、音楽、映像、光などあらゆる表現がひとつになる、一夜限りのダンスセッション「ALL LOVES YOU!」を繰広げる。

Photo: Banri
まずはじめに自己紹介をお願いします。
「完璧な帽子や靴やバッグなんて無い」
と、ジョアンナ・ラムレーは言う。彼女は、パッツィー・ストーンとしても知られ、あのアブソルートリー・ファビュラス・ブリットコムの熱狂的なファンを魅了しているデザイナーでもある。確かに、冒頭のように言いたい気持ちも分かる。だからこそ、“全身クールにきこなす”をモットーに、オーストリアンファッション.NETとSHIFTは、ウィーンにある最高にクールで注目すべきアクセサリーデザインスタジオを巡る旅にあなたを連れて行きたいと考えている。この記事は、現在進行中のシリーズの、2009年のジャパン・オーストリア・イヤーを記念して企画したデザイナーのポートレートの一環である。
フランスは歴史的建造物内での現代アート展ブーム?

Museum, 2007 © David LaChapelle
ヴェルサイユ宮殿でのジェフ・クーンズ展、フォンテーヌブロー城でのパレドトーキョー主催現代美術展など、ここ数年のフランスは、各地の歴史的建造物内で現代アートの展覧会を行うのに余念がない。
そんな流行のなか、今度はパリ造幣局までもが大々的な現代アートの展覧会の企画を打って出てきた。これまでにも小規模な現代アートの展覧会を行ってきた造幣局であるが、今回はファッションや広告の世界での売れっ子写真家であるアメリカ人アーティスト、デヴィッド・ラシャペルの回顧展だ。
キュートでラブリーなパペット!

Self portrait © Maria Vittoria Benatti
ミラノから電車で1時間半ほどのモデナという街を拠点に、フリーランスのビジュアルデザイナーとして活躍するマリア・ヴィットリア・ベナッティ。彼女の手掛ける作品は、自らが名付けたキュートでラブリーなキャラクター「パペット」が特徴。ドメスティックのウォール・ドローイング・プロジェクトからスタートした彼女のパペットが世界中に散らばり、あなたの住む街に姿を現すのも、もうすぐかもしれない!
自己紹介をお願いします。
応募受付:2009年6月15日〜7月31日
GOTO - http://www.shift.jp.org/ja/blog/2009/06/55dsl-cocacola-contest/
「CADAVRES EXQUIS」(優美な屍骸)
1975年生まれで、アーティスト・イラストレーターとしてパリを拠点に活動するジュール・ジュリアン。彼は、フリーのアートディレクターを経て、2006年よりドローイングやデザインをメインに作品づくりをスタート。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア の数多くの雑誌に作品が掲載され、各メディアやギャラリーから注目を集めている。近年では、Gallery Margalef & Gipponi(アントワープ)、Gallery Antebellum(ハリウッド)でのグループ展にも参加している、そんなジュール・ジュリアンによる日本初の個展「CADAVRES EXQUIS(カダーヴル エクスキ)–優美な屍骸–」が、東京・青山のDIESEL DENIM GALLERY AOYAMAにて開催されている。今回、展覧会オープン直前のジュリアンにインタビューを行った。
日本で初の展覧会を行う感想を教えてください。
背骨で身体表現のあり方を探るダンサー。
34年ぶりの来日となるスティーヴ・パクストンは、C.I.(コンタクト・インプロヴィゼーション)の創始者であり、アメリカ・ポスト・モダンダンスの中心人物だ。この度、青森、横浜、東京、京都、山口での展覧会、講演会、ワークショップが長期間にわたって行われている。その中心となるのが、彼が1986年から取り組んでいる「Material for the Spine(背骨のためのマテリアル)」を日本で初めて紹介するワークショップとYCAMでの「Phantom Exhibition」。合気道、ヨガ、ヴィパッサナー瞑想などのアジアの身体技法を取り入れた 「Material for the Spine」は、普段意識することのない「背骨」に注目し、私たちに自明となっている身体表現のあり方を問いかけるという。今回、東京藝術大学大学院映像研究科にて行われていたワークショップに彼を訪ねた。
今回、34年ぶりに来日してワークショップや展覧会を行うに至った経過を教えてください。
植物でパンクなアートを作るフラワーアーティスト。
植物が発する色彩や形などの視覚的な美しさだけでなく、そこから音も感じ取り作品として展開しているのは、ジャルダン・デ・フルールという花屋を営みながら、植物を使って作品を作るアーティスト、東信(あずま・まこと)。植物という命あるものを素材とした作品からは、力強さと繊細さ、ハードとソフト、そんな2つの相反するエッセンスを捉えることができる。これまでに、コレットでの展覧会を初め、カルチェ現代美術財団「Les Soirees Nomades」でのパフォーマンスや、ドイツNRWフォーラムでの個展など、国内外の数多くの場で作品を展示。今年3月に終了した自身のプライベートギャラリーAMPGでも2年に渡り精力的に作品を発表してきた東氏だ。今後も植物と共に肩を並べて着実に前進している東氏に電話インタビューにてお話を伺った。
自己紹介をお願いします。
見る人の記憶にインパクトを与える『ただそこに在るだけの風景』。
90年代後半より独学で絵を描き始めたイラストレーター、川元陽子。これまでに国内外の展覧会で作品を発表する傍ら、作品集やCDジャケットワークなども手掛けるなど、絵の活動を行っている。そして、今回5月16日より、過去3年半の間に描き溜めたオイルペインティングを展示する個展「for the present」をNANZUKA UNDERGROUNDで開催する。

Yoko Kawamoto, Untitled, Oil on canvas, 606 × 409 mm, 2006, Courtesy of the artist and NANZUKA UNDERGROUND
生きている限り、わたしたちは日常の中で様々な風景を目にする。毎日の生活とは無関係故に、通り過ぎることもなく、見られることもない風景がこの世に無限にあるように、毎日の生活の中で通り過ぎ、忘れ去られてゆく風景もまた無限だ。そんな『見過ごされた』風景に着目して絵を描いているのが川元陽子氏である。
膨らみ変容する不思議な世界。
SHIFT2009カレンダーの8月のページをめくると目にするのは、何だか不気味でファンタジックな世界が広がるビジュアルだ。手掛けたのは現在東京在住の西武アキラ。絵画、マンガ、フォント、ジンなど幅広い活動を展開している。今年3月にはルクセンブルクで開催されたマガジンシンポジウム「コロフォン2009」に参加し、そのレポートを寄稿してくれた彼が今回、シフト5月号のカバーを飾ってくれた。

自己紹介をお願いします。
デジタルとアナログに橋をかけるアーチスト。
「ギターを弾くなら、電子アコースティックギターがいい」「電子辞書は手書き入力が付いていないとイヤ」「通勤の電車の中、iPhoneで産經新聞を読むのが日課です」「カメラはライカのデジタルがいい」。ロンドンを拠点にプロダクト、インタラクティブデザイン、音楽などの分野で活躍をみせるプロダクトデザイナー、スズキユウリの作品は、そんなデジタルとアナログの狭間を漂う人の心をくすぐって止まない。

©Yuri Suzuki, courtesy of CLEAR GALLERY
「デジタルとアナログ」と簡単に言ってしまったが、実はこの2つの間には深くて長い溝があるのかもしれない。「新聞は絶対に紙で読む」という人もいるし、「音楽は全部iTunes Storeで済ませてしまう」という人もいる。無論、デジタルとアナログのどちらが良い悪いということではない。ただ、最近はあまりにもデジタル優位の社会へと変化してしまい、社会全体がアナログというものを遠い昔の遺産にしようとしている気はしないだろうか?
世界の内なる美を表現する。
香港の有名なイラストレーターの1人、キャリー・チャウ。彼女はそのかわいらしいアートワークによって、「幸福」と「愛」というポジティブなメッセージを発信している。独創的なキャラクターと新製品とともに、彼女の名前はどんどん世界中に広まっている。素晴らしいことに、大成功を収めた前回の展覧会「インディゴ・チャイルド」が昨年末に香港で開かれた。コーズウェイベイの中心部に現れた巨大な立体彫刻とともに、見事夢の世界を作り出してみせた。昨年のクリスマスを祝う人々からは大きな人気を呼んだはすだ。次回作が待たれる中、キャリーは自身とその展覧会について語ってくれた。

ご自身について、また、これまでの経歴について教えて下さい。
ウルトラモダンの神殿。メゾン・マルタン・マルジェラの世界。
マルタン・マルジェラという固有名詞が喚起させるものは何だろうか。マルジェラの「白」。マルジェラの「木綿」。マルジェラの「トロンプルイユ」。どれも「マルジェラの」と付けないわけにはいかないことに驚く。
そんな「マルジェラのインテリア」を2009年10月末までフランスの建築遺産博物館で堪能することができる。
パリのトロカデロ、セーヌ川をはさんでエッフェル塔を包み込むかのように両翼を広げるシャイヨー宮。その東側に広げられた翼に、フランスの建築と文化遺産を総括する美術館が、2007年9月に開館した。
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フランスの代表的インテリア雑誌である「エル・デコ」の主催で始まった この「ラ・スイート」と名付けられた企画は、1930年代にシャイヨー宮の建築家であったジャック・カルルが居住していた、エッフェル塔とパリの景色を眼前に見渡せる広いテラスを備えた220平米にわたるアパルトモンを利用して、毎年個性の強いクリエーターに「まるごとおまかせ」でインテリアを担当してもらう、というものだ。
こころを潤す、美しい使い捨ての紙の器。
環境問題の意識が広がりつつある最近では敬遠されがちな、一度きりしか使うことのできない紙皿や紙コップ。だけど、味気ないプラスチックのお皿に盛りつけたら、おいしい料理のその味も数段落ちてしまうかのように感じる。美しい器に盛りつけた料理を更に美味しく頂くという、おもてなしのアイデアは、日本の伝統や感性として古来から伝わってきたもの。そんなアイデアから生まれた「WASARA」は、おもてなしの心が生きる、それでいてちゃんと環境にやさしい紙の器なのだ。
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「WASARA」は廃棄されるサトウキビの搾りカスや、枯渇する心配のない葦など非木材を原料にした紙の器シリーズ。このWASARAの母体となるパッケージ会社が創業100年を迎えるにあたり、新しい試みとして開発、提案したものだ。これまでに数多くのパーティーをディレクションし、その課程で使用される膨大な食器の量を目の当たりにしてきた「WASARA」のプロデューサーが、もっと効率が良く使用できて、しかも和食を素敵にアレンジするような食器を探してきたという。その結果生まれたのが、その2つの要素を兼ね備えた、『お寿司を盛りつけて素敵に見える、シンプルでモダンなデザインであること』をコンセプトとした「WASARA」である。
今回「WASARA」シリーズの中から数点の器を紹介、更にWASARAの特徴や使用素材について、また今後の予定などWASARAが取り組んでいるエコロジカルな活動を探ってみた。
WASARAの器を数点ご紹介ください。
今年で第3回目となるアート・ドバイが3月開催された。
会場となったのはアラビア風伝統的建物を模して作られたマディナ・ジュメイラ。

Art Dubai, evening, Courtesy of Art Dubai 2009
世界中から集結されたギャラリー68館、アーティスト総勢400人によるおよそ2000もの作品の数々が展示された。会場となったマディナの建物内だけではなく、隣接するビーチや駐車場の一部もアートで埋め尽くされた。

Beach Installation, Courtesy of Art Dubai 2009
キャラクター。アイコン。コミック。アニメ。ロボット。アンドロイド。
ベルリンの街、いたるところに貼られているイベントのポスターの中で、一際目立つものがあった。今年で3回目を迎えるピクトプラズマ・カンファレンスのポスターだ。目と口、3つの楕円を組み合わせたシンプルなキャラクターで知られるボリス・ホペックのものだ。人々の目に止まり、記憶に残る、そんなキャラクターの持ち味が発揮されていた。
2004年に初めて開催されたこのイベント。アーティストやデザイナーたちの、アイコンを使ったキャラクターへのアプローチを共有することを目的としている。ベルリンの真ん中にある巨大な公園ティアガルテンに位置する「世界文化の家(Haus der Kulturen der Welt)」を会場に、2009年3月19日から21日までの3日間にわたり、世界各国から招かれたアーティストたちのプレゼンテーション、シンポジウム、100を超えるアニメーションのスクリーニング、ワークショップなどが開かれた。また同時に展覧会が開催された。
トミー&チェリーのワンダーランド。
ブエノスアイレスを拠点に活躍する「トミー&チェリー 」は、アーティストでフォトグラファーのトミーとイラストやグラフィックを手がけるアーティストのチェリーによるクリエイティブチーム。ファッションフォトなどのエディトリアルをメインに、様々な手法を取り入れ展開されるビジュアル世界はポップなカラーで溢れ、見るものをワクワクするような不思議な国へと誘うかのよう。これまでに見てきたものや感じてきたことがマジカルスパイスとなり、新たなイマジネーションを創造しているトミー&チェリー独自のワンダーランドを紹介しよう。
自己紹介をお願いします。
インターナショナル・マガジンシンポジウム「コロフォン」。
ルクセンブルクで開かれた第2回目となるインターナショナル・マガジンシンポジウム「コロフォン 2009」に3月13日〜15日の期間中に参加した。
メイン会場は、カジノ・ルクセンブルクという美術館で開催された。シンポジウムは3日間行われ、各雑誌の展示と雑誌の編集に関わる人のレクチャーとディスカッション、フォトグラファー、デザイナー、イラストレーターのプレゼンテーションに分かれていた。
私(西武アキラ)は、ポートフォリオマーケットでのプレゼンテーションに参加したのだが、色々見て回ったのでその様子をお伝えしたいと思う。
サイモン・エスターソンによる欧米を中心としたマガジングラフィックデザインの歴史の変遷

La Mas Bela
2人組のアーティストユニットなのだが、毎回違ったフォーマットで雑誌を作り続けている。がちゃぽんに入れて販売する雑誌や、エプロンのポケットの中に色々なものを入れ、それを雑誌として提示していた。お金についての質問もあったのだが、リッチな友人が出資してくれているそうだが『私たちは、それほど損はしていない』と言っていた。
興奮を超越して生まれた秘密プロジェクト
香港出身のデザイナー、シングチン・ローにより2007年に設立されたレディースアパレルブランド「プロッツ」。無駄を削ぎ落とし、上質で洗練された完璧なまでの彼のデザインは、洋服というよりアートに近いものを感じ、私の心を震わせた。ポートフォリオに写る主人公達は遠くを見つめ、彼の作品に酔いしれているようにも見える。創造的で躍動感すら感じる美しい洋服達は、彼が学生の時から注目を浴び、2008年日本とパリで開かれたショールームで、多くのバイヤーとジャーナリストの注目を引きつけた。一見静かな時の流れを感じても、胸に強く打ち付けられる彼の哲学が作り出すデザイン。現在公開されている彼の最新情報も混ぜつつ、今回はデザイナー、シングチン・ローにお話を伺うことが出来た。

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PLOTZ - FW 09 Collection