6月15日よりエントリー受付開始。締切りは9月10日。
2003年から開催されている「SHIFTカレンダー・コンペティション」は、フレッシュなクリエイター発掘と活動のサポートを目的に行われ、カレンダーを媒体に世界から広く作品を募集するものです。なぜ、まだ本屋は必要なのか?

Photo: Von Der Höh’s window display
「Von Der Höh(ウォン・デァ・ホー)」はドイツ人の名字というだけではく、ハンブルグにある伝統的な本屋を意味する。デザイン、写真、タイポグラフィー、広告、イラストレーション、建築などの本がひしめく小さな専門店で私たちが見つけたものは、印刷された沢山のサプライズ!
「Von Der Höh」は、1937年ベルリンに、Helmut von der Höh(ヘルムート・ウォン・デァ・ホー)によってアートブックストアとして創設された。第二次世界大戦によって、この本屋は街の地図から消えてしまった。平和が訪れた後、この本屋はハンブルグの街に新しい家を見つけた。今日のオーナーであるギタ・エルベ 夫人(創設者の娘)とラインハルト・エルベ氏が本への愛好心で、このファミリービジネスを続けている。
体内の時間旅行。
7月中旬の嵐に見舞われながらも、アムステルダムとハーグの中間に位置するライデンに4月にオープンしたばかりの新しい観光名所になるだろう、コーパス巨大人体博物館へ行ってきた。
屋内と屋外に半分づつ見える、ビックリ仰天の、高さ35メートルに及ぶ巨大な銅色の人体が跪いている様子がA44高速道路から見えてくる。

ルーマニアの森に住む神秘的で時代錯誤な男爵。
ファッションシーンがまだ確立されてない、前共産主義国のルーマニアで一つの物語が誕生している。主人公の名前は、ロザルブ・デ・ムーラ。彼は、ルーマニアのファッションブランド「ロザルブ・デ・ムーラ」のスタッフが考えた空想の人物であり、何かを創造する時に現れ、彼らを動かすとても魅力的な男爵だ。ロザルブ・デ・ムーラは、空間と時間と情熱を持って旅するトラベラー、または、とても奇妙で様々な事に関心を持つ探求者として、彼の考えや好みをファッションで表現している。それは本当に独特で、時代錯誤な男爵だからこそ考えられる型破りなデザインと、そしてルーマニアの美しい風景を見せてくれる。そんなロザルブ・デ・ムーラ男爵を愛し、従事しているデザイナー、オラー・ジャーファス氏にお話を伺った。

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Olah Gyarfas, designer for Rozalb de Mura
まずはじめに自己紹介をお願いします。
108の心の絆創膏。
香港において、ハンドメイド・アクセサリーというジャンルは決してメインストリームとはいえない。しかしサリー・チュウのような地元のハンドメイド・アクセサリー・デザイナーの存在は貴重だ。彼女の作るブローチは宝物のように美しく、傷ついた心まで癒してくれるかのよう。彼女の初の個展「108 Pieces Of Heart-Healing Plaster (108の心の絆創膏)」は大成功を収め、最近の彼女は実験的なアクセサリーの試作を楽しんでいるところである。そんな彼女に、作品と想いについて話を聞いた。

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Sally Chu, Exhibition Poster image
まずは自己紹介をお願いします。
ユニークな表現を通して、洋服が持つ楽しさやエレガントさを発表したい。
ドイツ人デザイナー、カトリン・ウェンスとシルビア・ヒルマンによるニューヨーク発ウィメンズファッションブランド「ペッパー&ピストル」。彼女達の作品は毎回ストーリーを考え、私たちを不思議な世界に連れて行ってくれる。それはとてもユニークで、遊び心が満載。ルックブックに登場する女の子は何を思い、そしてその世界はどのような所なんだろうと考えさせられる。ファッションをシリアスに捉え過ぎること無く、自分を持っている人に着てもらいたいと願う2人に今回お話を伺った。
自己紹介をお願いします。
ビューティ・ロック。
ロック、その音楽と文化に対する情熱がもたらす現象は日ごとに面白くなっている。ビューティフル・ワンズが明確な例であろう。
アゴスティーナとリサンドロ・ロドリゲス、ファッションデザイナーであり、広報も担当している彼ら。音楽、本、写真、そして彼らの友人のバンド、それぞれに対する愛情をブランドに注ぎ込んでいる。マーケットが提案するものに共感できず、2005年の3月にパレルモの中心、グルチャガ・コスタリカに最初の店舗をオープンし、同じパレルモ地区のコスタリカ・ボルヘスに3年後に拠点を移した。イギリスのバンド、スウェードの曲のタイトルからとった、ビューティフル・ワンズというブランド名。ブランドを始めた当初はユニセックスなラインが多かったが、今はほとんどがメンズのコレクションを展開している。音楽を愛し、刺激的な時間を過ごしている若者に是非選んでほしいブランドのひとつだ。
デザイナーのアゴスティーナ・ロドリゲスにお話を伺った。
ファッションデザインをするまでの経緯を教えて下さい。
滝 滝 滝 滝! オラファー・エリアソンの特大インスタレーション。
大きな滝を見に出掛けたことはあるだろうか?山を登り始めて、息も切れ始めた頃に何処からともなく微かに聞こえ始める水しぶきの音。突然開けた視界に広がる美しい滝…。登山に自信はないけれども大きな滝に(しかも4つ)関心のある方には朗報がある。
5月に東京で訪れた森美術館での「ターナー賞展 」では、残念ながら彼の作品を目にする機会に恵まれなかった。そしてまた、2003年、テート・モダンの「ウェザー・プロジェクト」で5ヶ月の会期中に訪れた200万の訪問者の1人となることも叶わなかった。その時に、200本の電球と鏡や霧を使った幻想的な世界で訪れた者を包み込んだアーティスト、オラファー・エリアソン が本日の主役である。
アートとデザインが出会う場所。
ロンドンのメイフェアギャラリーセンターの中心部、カーペンター・ワークショップは伝統あるギャラリーが多いこの地域でひときわ際立った存在である。今年3月に新しくオープンしたこのギャラリーは、デザイン力のあるアート作品を一極集中させているアルバマールやコルクストリートに軒を連ねる伝統的なギャラリーからは異を放っている。
世界一のコンテンポラリー・アートフェア。
晴れ渡る空と初夏のすがすがしい天気もアート・バーゼルの重要な要素の一つであるにも関わらず、 2008年のアート・バーゼルは、肌寒く雨が降ったりやんだりするような曇りがちの空の下、開催された。
アート・バーゼルとは、地球上の現代アート関係者が全員一致で「世界一のコンテンポラリー・アートフェア」と呼ぶであろう、フランス、ドイツ、スイスの国境が接する街バーゼルで、毎年6月に行われる現代アートの特産展とでも言えるだろうか。
アート・バーゼルに参加することは誰にでも開かれた扉ではない。厳しい選考を通過した世界中に散らばる約300のギャラリーだけが、ブースを持つことのできるフェアなのだ。これらのギャラリーは、お抱えアーティストの知名度や質の高さだけではなく、小さなブースでフェア期間中に繰り広げる展示の質、そしてギャラリーの気品や清廉さも評価の対象になる。ここはスイスなのだ。アートバーゼルの規律に従わなかったギャラリーはどんなに素晴らしいプロジェクトを掲げてきても、もう再びバーゼルに戻ってくることはできないのである。
そのようないつも選考委員たちが目を光らせている格調の高いフェアであるからこそ、どのギャラリーも、この小さな街での一週間に合わせ、 何か月も前から質の高い作品を確保し、多くの場合はこの機会のために、アーティストたちにプロジェクトを提案し、現在最も市場評価の高い作家たちの最新作の発表を兼ねるのである。
アート・バーゼルではフェアに合わせて討論会や映画上映会などアートを「考える」場としても発展させていこうという意図なのか、近年展示以外のイベントも増えてきた。しかしバーゼルまで来るのなら目的はやはり最高のアート作品を見て見て見て、心ゆくまで楽しむことだろう。これらの作品展示は5つのセクションに分けられる。
XOOOOOOOOOOOOX!
世界中でストリート・アートに注目が集まる今、ベルリンでもその波は確実に押し寄せている。ベルリン市内では「アーバン・アフェアーズ - ストリートアート・ベルリン2008」が7月5日より開催される。エッジなショップが立並ぶフリードリッヒ・スハイン地区にあるメイン会場では、ヨーロッパを中心に活躍する40人を越えるストリートアーティストが一同に会し、大規模なエキシビションが展開される予定だ。「X」「O」のタグとファッションマガジンから抜け出たようなポージングの女の子のイメージで、ベルリン市内のストリートを飾る「XOOOOX」は、このアートイベントに参加するひとりだ。今月のシフトカバーを担当し、個展開催も控える注目のストリートアーティスト、XOOOOXにお話を伺った。

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Xoooox, 2003. Courtesy of CircleCulture Gallery
XOOOOXとは、どのように呼ぶのでしょうか?またこの名前の由来を教えて下さい。
SYNTHETICTIMES=合成時代
2016年のオリンピック開催候補地に東京が残っているが、オリンピックのプレ・イベントとしてメディアアートの展覧会が開かれることが東京でありえるだろうか?
北京ではオリンピックの文化イベントとして大規模なメディアアート展「SYNTHETICTIMES - Media Art China 2008(媒体中国2008)」が6月10日から7月3日まで中国美術館で開催されている。文化庁メディア芸術祭が上映されることもあり、開幕式と内覧会に出席したので簡単にレポートしたい。
光沢ある一瞬のパラダイス。
通りを歩いている時、ゴミ箱に頭から突っ込んでいる人や壁に追突している人がいたら、よく見てほしい。それはもしかしたらアート作品かもしれない。
マーク・ジェンキンスはサランラップや包装用のビニールなど日常の素材を使い、彫刻を作るインスタレーションアーティストだ。そんな、ストリートをギャラリーにして活動しているアーティストがこの度初めて日本に来日。ロサンゼルスを拠点に活動する木之村美穂(STUDIO.D.O.G.INC)とのコラボレーションによる展覧会を東京・青山にある「DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA」で行った。
テーマは「Glazed Paradise」(光沢ある一瞬のパラダイス)。マーク・ジェンキンスが作り出す「一瞬のパラダイス」とは?マーク本人と木之村美穂さんにインタビューを行った。
ファッションと写真と映像とその狭間に潜む大切なこと。

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Alek at Select Verve © JEZ TOZER
マーキン・ヤン・マから始まったクリエイションの旅は続きます。ロンドンを拠点に、更なるクリエイティビティの旅路を案内するのは、ジェズ・トーザー。彼は、写真や映像というアプローチでロンドンのファッション界を盛り立てる、ファッション・フォトグラファーだ。人が起こす一連の動きを、捉えきれない瞬間を、目に見えない人間性を、その奥に潜む強さや弱さを、まさに服を身に纏った人の動きから、その人の中心部へとズームしながら、写真というビジュアル表現で、人間を取り巻くものを視覚化していく。ファッションデザイナーとコラボレーションの輪を広げ、ビョークの映像作品で知られるニック・ナイトが主催する「SHOWstudio」で作品を発表するなど、今後の活躍が楽しみな彼にお話を伺った。
はじめに自己紹介をお願いします。
ワイファイ、ワイファイ、ワイファイ!
第8回目となるOFFFフェスティバルはリスボンにて開催。過去にバルセロナにて6回、ヴァレンシアにて1回、ニューヨークとメキシコ(最終的にはキャンセルとなった)にて臨時に2回の数々のイベントが開催された。そして2008年、OFFFはテージョ川のほとりにあるアルカンターラという街に位置する工業ビルのひとつ、LXファクトリーにて開催された。現在修復が行われているLXファクトリー(LXF)は、リスボンの歴史で最も重要な製造工場のひとつで、リスボンの製糸繊維会社として存在していたところだ。

LXファクトリー屋外 (右にメルカディージョのテント)
今回のフェスティバルは、前回行われたものとほとんど似た作りとなっていて、フェスティバルの核となる「ルーツ」にはメインステージがあり、カンファレンス、プレゼンテーションやパフォーマンスなどが行われる。「ルーピタ」はエクスペリメンタル・エレクトロ音楽のスペース。「オープン・ルーム」はデジタルシーンで新たに活躍している人向けに設けられた。「シネキシン」では、OFFFフィルムフェスティバル・セレクションのフィルム上映や、スペシャルセッションが行われたり、アニメーションとモーショングラフィックで著名な人のエキシビションを開催。「ショープレイス」ではフェスティバルのメインエキシビションが行われ、「メルカディージョ」はショッピングエリア、「マシーナ」はインターネットアクセスもあるコンピュータルーム、「チラックス」はバーもあるチルアウトスペースだ。
ライフスタイルを彩るチョコレートブティック。
ゴールドで「COCOMAYA」と刻まれた、モスグリーンの扉を開けたとたん、ふわりと数センチ、身体が浮いたような気がするかもしれない。そうでなければ、うれしさのあまり悲鳴を上げてしまうかもしれない。マーブルのカウンターに並ぶ、色とりどりのチョコレート!夢ならきっと、一つとして口にしないうちに覚めてしまうところだが、ここでは実際にその豊かな味わいを楽しむことができる。あなたは今、夢のような現実の世界に立っているのだ。
彼ら独特のおかしな宇宙は、見る人を二次元へ惹き付ける。
彼らは若く、そして熱い。愛に忠実であり、羨ましいほど才能に溢れている。時には我々に吐き気を催させることもある。90年代後半に彼らのクリエイティブでロマンティックな結びつきがスタートしてから、商業的でビッグなクライアントや膨大な量のエキシビジョンを経て、何とも言えない魅力を放つコージーダン(Kozyndan)のシュールレアリズムの世界は、ファインアートとコマーシャルな分野に橋を架けてくれた。

© Sean Marc Lee
新しいアート、新しいアイディア。
数年前までバウエリー・ストリートは、ニューヨークの非常階段として存在していた。路上には修復された冷蔵庫が置かれ、バウエリー・ミッションというホームレス支援団体にたむろする不運な人々がいた。また、そこは決して高級感のある地区ではなく、文化的にも重要だと評価されていなかった。バウエリー地区は低家賃地区であり、犯罪率の多い路上生活者達の泥沼として知られていたのである。
「デザインの街」ベルリン。
ベルリンという街の名を聞いて、まず人は何を思い浮かべるだろうか。ベルリンの壁、東西分断。そして壁の崩壊。その後の発展、有名建築家による建築の数々。アーティストの集まる街。常に何かが起こる、エネルギッシュな場所。いろいろなところで、いろいろな人が何かを始め、いまだに発展しているということが実感できる土地。
しかし、それぞれの環境、活動によって出てくる言葉はもちろん異なるだろうが、最初の一言で「デザインの街」と言う人は少ないだろう。2005年にユネスコによって「City of Design」と指定されたが、街を歩いていると必ず目に飛び込んでくるギャラリーの数に比べ、ベルリンからデザインという言葉を導きだすのはまだ難しい。
そんな中、第6回目を迎えるDMY(Design Mai Youngsters)が5月21日~25日の5日間にわたり開催された。もともとは2003年に始まったDM(デザインマイ)に参加していたこのイベント。独立したオーガナイズで規模が拡大し、DMが今年の開催をみあわせた中、メイン会場であるアリーナで150以上のデザイナー、クリエイティブ・エージェントがそれぞれのデザインを発表、シンポジウム、ライブが行われた。また、ベルリン市内の約33箇所がDMYによってフィーチャーされ、22日にはアリーナから点在する会場をまわるシャトルバスも出て、土地に不慣れな人、自分でまわるのが面倒くさい人にもありがたい試みがあった。
蛍光灯のモンスター。
日常生活で感じたこと、そこに現れる説明不可能な違和感や不気味さをインスピレーションに、絵画、オブジェ、インスタレーションなどの作品を手がけるアーティスト、東恩納裕一氏。言葉では説明しにくい、複雑で曖昧模糊とした不気味なものが、作品というフィルターを通して、視覚的により鮮明に見る者に訴えかけてくる。最近では、世界最大のガラスに関わるアーティストのためのアワード「ボンベイ・サファイア・プライズ2008」で日本人初の受賞を果たし、5月16日より「CALM & PUNK GALLERY」にて開催される個展「refract!」を間近に控えた東恩納氏に、ご自身や作品についてお話を伺った。

"untitled(chandelier-VII)" 2005
125×110×99(h) cm, 蛍光灯、アルミフレーム、配線コード、結束バンド、安定器, ed.1/2
© Yuichi Higashionna Courtesy: Yumiko Chiba Associates
はじめに自己紹介をお願いします。